ご挨拶
北海道教育大学函館校吹奏楽団 顧問 齋藤 征人
当団は、1977(昭和52)年の創設以来、北海道の大学を代表する吹奏楽団として、団員一同、日々研鑽を続けております。私事、幼少期から道南で育った私にとりましても、吹奏楽部だった中学時代、全国大会へ多々出場していた当団は憧れの存在でした。
当団の音楽監督であり常任指揮者の三笠裕也先生は、顧問を務める小・中学校の吹奏楽部を次々に全国大会へ導く実績を持ち、当団OBでもあります。
さて、函館校は現在、教育学部国際地域学科となり、従来の教員養成に加えて、広く地域振興やまちづくりに貢献し得る人材養成に取り組んでいます。入学者は地元北海道以外にも、北海道新幹線開通の利便性から、近年は東北からの進学が3~4割にもなっており、中には当団への入団を目指して進学してくる学生も少なくありません。
在籍中は近隣地域におけるフィールドワークの機会が多く、地域との密接な関係の中で、実践的な学びを深めています。そのため、卒業後の進路も公務員21%、教員20%のほか、民間への就職が54%などとなっております。
当団においても、コンクールへの出場や定期演奏会、各種コンサートなどを通じて、質の高い演奏を地域の皆様にお届けしているほか、地域での音楽や吹奏楽の普及・発展に貢献すべく、学校や福祉施設等からのご依頼にも出来る限りお応えしながら地域の中に溶け込み、「音楽は心」を合言葉に、音楽を通じた幅広い地域活動にも積極的に取り組んでいるところです。
このように多様な活動を続けられますことは、北海道教育大学函館校の関係者はもちろん、地域の皆様の日頃からのご理解とご協力の賜物です。これからも当団の幅広い活動に、温かいご声援をよろしくお願い申し上げます。