高丘小にて2度目の音楽教室を開催

2019年6月22日(日)、函館市立高丘小学校にて訪問演奏の一環として「音楽教室」を開催し、団員22名が参加しました。

高丘小学校への訪問は今年2月以来の2度目となり、今回の音楽教室も、当団OBの同校吹奏楽部顧問・高橋聡先生のお誘いで実現したもので、午前中と短い時間でしたが、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。

まず始めに高橋先生から、普段の当団活動への評価を含めた挨拶を頂いた後、坂内達也校長先生から激励の挨拶を頂きました。

高丘小にて2度目の音楽教室を開催

続いて今日の課題を確認するため、小学生の合奏を聴きました。演奏曲は、高丘小の今年度コンクール予定曲で、今月末に行われる吹奏楽祭でも演奏予定の、八木澤教司作曲「サグラダファミリアの鐘 -ガウディの継がれゆく意志」で、前回の訪問時にも演奏してもらいましたが、春に先輩方が卒業し、未来ある新入生を迎え入れ、前回とパートが変わった子もいる中、小学生とは思えないレベルの演奏をしてくれました。

各パートの練習課題を確認し、また先生から「アーティキュレーションを正確に」との指示を受け、パートごとに分かれて2時間ほどレッスンを行いました。

小学生の合奏

低学年の皆さんは、技術的に追いついていない面もあるため、基礎的な練習や楽譜の読み方などのおさらいを中心に、高学年の皆さんには、短い音符の上手な吹き方やリズムがずれる傾向の注意の仕方、効果的な強弱の付け方などを、パーカッションパートでは、鍵盤楽器のピアニッシモの叩き方などをレッスン致しました。

その後、大学生を含めた全員が楽器を持って音楽室に集まり、高橋先生の指導で基礎練習を行いました。

パートレッスン

大学生が吹いた後に小学生が吹く、大学生と一緒に吹いた後に小学生だけで吹くなど、大学生の音を聞き、それに小学生が音を寄せていくという練習をしました。回数を重ねるごとに、小学生の中での音のイメージが変わり、音がどんどん良くなるのを感じ感動しました。大学生も、小学生が少しでも良い音を出そうと真剣に音を聴く姿を見て、より一層気合が入りました。

基礎練習後の合奏では、着実にレベルアップしている演奏を披露してくれて、少しでもお役に立てたのかと思います。

パート練後の合奏

お昼には、吹奏楽部父母会様のご厚意により、子供たちと一緒にお弁当とそうめんの昼食を美味しく頂きました。父母会の皆様には、楽器運搬や移動の手配などお手伝い頂き、改めまして関係者の皆様のお心遣いに感謝申し上げます。

お弁当とそうめんの昼食を!

お昼後、ミニレクリエーションとして木管vs金管でドッジボールを行いましたが、走り回る小学生を見て、6年ちょっとの年の差を改めて感じた団員がいたり、特に男子は活発な小学生に負けじと、年甲斐もなくはしゃいでいたようです。

白熱したドッジボール!

今回の音楽教室に参加した団員のうち3名は、小学校当時、高橋先生の教え子で、先生から基礎を学んだお陰で、中学、高校、大学生と知識や技術を積み重ねることが出来、さらに、その学んだことを世代を超えた現在の教え子さんに伝えるという、年代を問わず楽しめる吹奏楽の素晴らしさ、音楽を通した人と人との繋がりや尊さを、改めて感じることが出来ました。
団員に、今回も貴重な機会を与えて下さった高橋聡先生、誠にありがとうございました。

当団は、地域社会への貢献と吹奏楽の発展と普及のため活動して参りますので、関係者の皆様、今後共よろしくお願い致します。

※記事中の画像は、函館市立高丘小学校吹奏楽部の許可を得て掲載しております。

パートレッスン

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